業者の選び方、契約・規約 | |
リフォーム業者の選び方 工事の種類によって一概にはいえませんが、一般的な業者選びのポイントは、 家の近くの業者にする 近くだと何かあったとき、すばやく対応してもらえますし、リフォーム後も主治医のように住まいの面倒をみてもらうことも期待できます。また、家から遠く離れたところにある業者に頼むと、工事のとき「出張料」を請求される場合もあります。 経験豊かな業者にすること 経験豊かかどうかを見分けるには、これまでに手がけた工事例をたくさん見せてもらうことです。ショールームをもっていれば、そこへも積極的に出かけましょう。また、古くからその地域で活動している業者なら、身近な人からその評判を聞くこともできるでしょう。 個性的デザインを希望される場合 過去の事例写真を見せてもらいましょう。また、設計者の能力が重要なポイントとなりますので、設計担当者と充分話してご自分の意見が反映してもらえるかじっくり判断しましょう。いまひとつと思われたら、設計だけ分離して設計事務所に依頼するのが一番です。 アフターケア制度を持っていればよりベター 大手の業者なら、工事終了後、住み始めて出てきたトラブルに対応するアフターケア制度を持っているケースがあります。そうした制度を持っているかどうかは、契約を結ぶ前に確認しておくことが大事ですが、もう一度保証期間や内容について確認しておく方がよいでしょう。 また、リフォームを頼もうとしている業者がどのような仕事をするのかを知りたい場合は、1、2カ所の事例を実際に見て、できれば依頼者の方に評判を聞くことをお勧めします。 |
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解体費 解体費は増築工事に必要な経費です。台所を増築するには台所の一部を壊すことから増築工事が始まります。この壊しが解体費です。解体には全体解体を機械でする場合と、増築工事で生じるような部分解体の手壊しがあります。解体費には防塵シートなどの養生、解体、撤去廃材の撤去、搬出廃材処分経費が含まれます。解体自体は簡単な取り壊しや取り外し、床や壁や天井部分、梁や柱などの構造材部分、流しや浴槽や便器、基礎部分(土間も含む)の取り壊し作業がその内容になります。 解体費の大枠の内訳は養生、解体と撤去になります。解体と撤去費は木造や鉄筋コンクリート造などの住宅構造、延べ面積、階数で異なり、古材の梁や柱を再使用する場合の抜き取り費用は含まれません。当工事は増築なので、内装材の床、壁や天井材のはがし方、増築部分に当たる床、壁、屋根部分の壊し方は全体解体と異なり、住んでいる人への配慮が必要で、当然、解体費は割高になります 生活しながらの工事ですので、大物家具の一時移動、庭木の枝落としや移植など直接、工事に関係ないことも、最初から業者と決めておくことが必要でしょう。 |
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工事業者との契約時の注意点 まず、見積書はしっかり取りましょう。せっかくリフォームしたのに、できあがりがこんなはずではなかったとか、設計変更で思わぬ金額の請求書がまわってきたりすることがあります。これは口約束で追加工事を頼んだり、業者との間の決定事項を書類にしなかったり、しっかりと見積書を取らなかったりした場合によく起こります。見積書は手間賃だけでなく、工事終了後に契約通りの材料が使われているかなどが、調べられるような形式になっているか注意しましょう。 また、部材や機器は職人が運んでくるのではなく、メーカーなどから直接、工事現場へ配送されてくるのが普通なので、突然、洗面台やカーペットのロールが配達されてきたりします。広い庭や、倉庫をお持ちならあまり問題はありませんが、工事をしない部屋に置かなくてはならなくなると、そのために移動した家具や荷物の保管スペースをとられて困るという事態になることがあります。資材置場をどうするのかは、あらかじめ相談しておいた方がよいでしょう。 大手の業者なら、工事終了後、住み始めて出てきたトラブルに対応するアフターケア制度を持っているケースがあります。そうした制度を持っているかどうかは、契約を結ぶ前に確認し、保証期間や内容について確認されておく方がよいでしょう。お住まいに近く、地域に密着している業者であれば、よりすばやく、きめ細かいアフターサービスに期待がもてます。 |
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見積 見積とは設計図に基づいて「この部分についてはこの資材とこの器具を用いる」ということを明確にして、それぞれの単価と工事費を出して、結果的にいくらかかるという総費用を出してもらうことです。できあがりの不具合や、設計変更による工事費の割増などのトラブルを防ぐためには、見積書をしっかりとることが大切です。 見積には段階に応じていくつかの種類があり、設計図がまだ不充分な段階で、おおよその予算を見るときに用いるのが、「概算見積」です。そして、完成した設計図に基づいて、実情に即した「最終見積」が出されます。また、工事中に追加や変更が生じた場合には、「追加・変更見積」が出されます。 一般には表紙に工事の総額が記入され、次に各種工事別の内訳が記され、さらに各工事別の明細書がついています。見積書の様式は、必ずしも一定ではなく、施工業者によって多少の違いがあります。明細書が細かく記載されているか、頼んだ内容が含まれているかどうかなど、内容を充分に見て、あいまいな点や疑問点は説明してもらいましょう。 |